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熊本地震 気象庁「まだまだ収まる気配みえない」

熊本地震 気象庁「まだまだ収まる気配みえない」
産経新聞 4月20日(水)11時46分配信
 熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震で、気象庁は20日、「まだまだ収まる気配がみえない」とし、強い余震への注意を改めて呼びかけた。一方、19日夕から夜にかけて熊本地方で相次いだ震度5強と5弱の地震について、「これまでの震源域の南端で発生したが、その後はさらに震源域が広がる様子は見られない」とした。
 気象庁は一連の地震について、「内陸で起きた地震としては、これまで例を見ない活発な活動が広域に起きており、震源域は東日本大震災より広い」と指摘。14日夜からの震度1以上は680回を超え、現在も地震活動が活発な状況が続いているとの認識を示した。
 また、前線を伴った低気圧が九州地方を通過する影響で、九州北部では21日朝から昼過ぎにかけて雷を伴う非常に激しい雨が降るといい、予想される1時間雨量は多いところで熊本県が50ミリ、大分県は40ミリ、21日正午までの24時間雨量は熊本県が120ミリ、大分県が100ミリとなっている。
 気象庁は「雨とともに風も強まって荒れた天気になるので、土砂災害に厳重な注意が必要」としている。
最終更新:4月20日(水)13時28分