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スノボ選手大麻問題でスキー連盟「更生したなら道開く」…苦渋の処分


大麻覚せい剤などの薬物を摂取してはいけません。
これってスポーツの連盟が選手に指導するようなことだろうか?
例え未成年とはいえダメだということは分かっているはずだし、むしろ家庭教育の問題だろう。
連盟が選手強化に取り組むのは当然だが、こんな初歩的な「倫理教育」が必要か?
氏名も年齢も明らかにされていないが、5歳や10歳の子供ではないのだろうから。
副流煙を吸うことで成分が体内に取り込まれることも十分に考えられる。
薬物そのものだけでなく、薬物を摂取しているような人物や場所に近づかないことは大切だ。

スノボ選手大麻問題でスキー連盟「更生したなら道開く」…苦渋の処分
産経新聞 4月27日(水)20時45分配信
 臨時理事会で2人の処分が決まったのを受け、全日本スキー連盟(SAJ)の古川年正専務理事らは27日午後、東京都内で記者会見を開き、「2人の大麻使用の事実を重く受け止めている」と重い口調で語った。
 バドミントン選手による違法賭博問題などスポーツ界の不祥事が続く中、古川専務理事は「不祥事が起こったのはわれわれの(選手教育の)仕組みの問題でもある。反省している」と陳謝した。
 古川氏らによると、2人のうち1人は使用を認めたものの、もう1人は使用を否定し、説明も拒否したという。古川氏は「将来ある選手を導くのも連盟の役割」と、この選手を強く説得して個人的に面会したが、「僕は吸っていません」と強く否定したという。
 連盟によると、会員登録無期限停止は最も重い処分。開幕まで2年を切っている2018年平昌五輪への2選手の出場について古川氏は、「将来ある選手の道を閉ざしたくはない」と苦渋の表情を浮かべ、「選手が更生したなら道を開くことも視野に入っている」としながらも、「(処分は)無期限なので、ここで可能性のある、ないは判断できない」と言葉を濁した。
 さらに選手強化に専念するあまり、倫理的な教育が置き去りにされているとの批判について、古川氏は「真摯(しんし)に受け止めている。(スポーツ界に)決していい影響を与える話ではない」と述べた。その上で、「世界一になれば何でもいいとは思っていない。ただ、選手を365日管理することはできない」と、連盟の置かれた立場に悩ましい表情を見せた。
 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)によると、大麻を意図的に吸引していなくとも副流煙などの影響で成分が検出される可能性があるという。「人が大麻を吸っているような場所にアスリートは近づかないことだ」と注意を促している。
最終更新:4月27日(水)22時24分