ニュース

熊本城 石垣の復旧費用354億円 熊本市が試算


これはあくまでも「石垣の復旧費用」の試算。
天守閣などはまだ被害の全容が分かっていないため費用の試算はされていないそうだ。
戦後復元された建物は早く修復できる可能性があるということだが。
TV番組で白河小峰城の石垣修復をしている様子を見た。
2011年の震災で石垣が10か所も崩れ、未だにその再建の途中であるということだった。
しかも元の形に復元すべく、昔の写真を集め、崩れた石を一つ一つ計測して元の場所を割出し、
足りない石は新たに切り出して元通りの形に組み上げると言う気の遠くなる作業だ。
熊本城の石垣も恐らくそのように修復するのだろうから、お金だけではなく職人の確保も大変な作業となるだろう。
一日も早い復旧がなされることを願う。

熊本城 石垣の復旧費用354億円 熊本市が試算
NHK
6月10日 17時56分
一連の地震で大きな被害を受けた熊本城について、熊本市は復旧にかかる費用が354億円に上るとする試算をまとめました。
熊本市の大西一史市長は10日に開かれた市議会で、熊本城の復旧にかかる費用の試算を明らかにしました。
熊本城ではおよそ50か所で石垣の崩落が確認されるなど、石垣全体の3割に当たる2万3600平方メートルで積み直しが必要とされていて、熊本市が試算した結果、復旧にかかる費用は354億円に上るとしています。
そのうえで大西市長は、熊本城の復旧には長い期間や高い専門技術が必要だとして、石垣や城にあった文化財、それに建造物などの修復を国の直轄事業とすることや、崩れた石の移動なども国から財政的な支援を受けられるよう要望していることを説明しました。
大西市長は市議会のあとの記者会見で、重要文化財に指定されている建物は時間をかけて修復する必要があるとした一方で、天守閣など戦後復元された建物は、早く修復できる可能性があるいう認識を示し、学識経験者や市民の意見などを踏まえて優先順位を検討したいとする考えを示しました。