「ものがたりゆんぼくん」

ずっと気になっていたので、買ってしまいました。
西原理恵子著「ものがたりゆんぼくん」

ものがたりゆんぼくん (上) (竹書房文庫)

ものがたりゆんぼくん (上) (竹書房文庫)

昔私が読んだことのある記憶とちょっと違いましたが
かな〜り切なくて、でも叙情的で、たまにくすっとした後に
悲しくなります。
多分私が以前読んだのは再構成する前の「ゆんぼくん」
だったのだと思います。
「かーちゃん」の何気ない一言には名言が多いのですが
「ふつーってなんだろうね。ふつーなんてないんだよ」
という言葉が今日はやけに胸に響きました。
日ごろ「普通でない自分」に悩んでいましたが、何だか
「今の私が普通の私」って思えるような気がしてきました。
そう思えるようになれば、そしてそれを意識しなくてすむ
ようになれば、鬱病なんて治ったも同然ですよね。
こげぱん」シリーズとともに、愛読書になりそうです。