自己嫌悪

昨夜は満月でした。きれいな月をしばらく眺めていました。
私は月が好きです。太陽のように強烈ではなく、季節の中で
時間と共に姿を変え、やさしくてつよい光。
私は自分が嫌いです。顔も身体も心も。
私は醜いから、少しでも人から気に入られようと化粧や
洋服で飾り立て、誰からも嫌われないように、いつも
笑顔で人の話を聞き、なるべく目立たないようにそーっと
生きているつもり。
子供の頃はもっとまっすぐだった。正義感が異常に強く
自分の正義を人にもおしつけた。成績も良く、いわゆる
「良い子」だった。当然、嫌われた。結果いじめられた。
そこから学んだことは「可愛くてにこにこしている子は
いじめられないですむんだ」ってこと。
だから私は八方美人になることにした。自分をごまかし
他人に愛想をふりまいて。一生懸命なんでも頑張った。
そのツケは自分にやってきた。無理に頑張りすぎて病気になった。
他人に好かれたい。愛される顔や性格がほしい。
私はゆがんだ精神でそんなことを考えている。