「下手の考え、休むに似たり」

という諺があるけれど、今の私には考えることが多すぎる。
そしてやらなければならないこともたくさんある。
今だって本当は寝ていなければいけない時間だ。
なのにこうしてPCに向かってタイプし続けている。
今日も外出するので、早起きしなくてはいけないのに。
もう、寝る時間はないだろう。だからこのまま、だらだらと
どうしようもないことを考えつづけていよう。


しん、と静まり返った夜の静寂が好きだ。
私が叩くキーボードがかちゃかちゃと音を立てる以外に
邪魔する音は何もない。
みんなが眠る夜。誰にも邪魔されない私だけの時間。
不思議と幸福感さえ覚える。心の底から叫びたい。
今、私は自由だ!
眠れない夜は辛いけれど、眠らない夜は好きだ。
慣れないアルコールのせいで身体は辛いけれど、心はなぜか軽い。
アルコールと眠気でラリっているだけかもしれない。
人目を気にしなくていいって、こんなに楽なんだね。
お金と勇気があったら、一人暮しをしてひきこもりしたい。
多分、ちょっと疲れているんだろう。
本来淋しがりの私がずっと引きこもっていられるはずもない。
頭の中で考えているだけだから、あこがれるんだ。
全身がだるい。肩も重くて、キーボードを叩くのがしんどい。
あぁでも、あと2時間もすれば親は起きてくるだろう。
それまでに私が起きていた痕跡を消し去って、何事もなかった
かのように振舞わねば。
家族と住むことによる余計な気配りと一人暮しによる寂しさ。
私にとって耐えがたいのはどちらだろう?