オーディション

今日は大中恩先生の公開レッスンに参加する人を決めるオーディション
が行われました。大中先生は童謡の「さっちゃん」「犬のおまわりさん」
などを作曲した先生ですが、歌曲も沢山かかれています。その先生が
いらして、直接指導を受けることができるのです。こんなチャンス
めったにありません。本当は私もオーディション受けたかった。でも
課題がリストの中から2曲歌うことだったのです。7月の演奏会に向けて
レッスンもあるし、2曲も新たに手を出すのは時間的に間に合わない。
そう判断して出願しませんでした。大中先生の曲でとても感動した曲が
あるのです。「トルコ桔梗」というその曲は、私の高校時代の歌の先生が
コンサートで歌われたものでした。それを聴いて、激しく心が揺さぶられた
のを今でも覚えています。いつか私も歌ってみたい。そう思っていました。
今回のオーディションで一人、「トルコ桔梗」を歌った人がいました。
正直、あまり上手ではなかったので、余計に出願しなかったことが
悔やまれました。私も出て歌えばよかった、と。
出場者は1年生から院生まで幅広くいました。何人合格するんだろう。
院生はさすがに上手でした。広い講堂で歌ったのだけれど、歌詞がきちんと
日本語として聞こえてきました。外国語で歌うのと違って、日本歌曲は
歌詞が客席にちゃんと伝わることもとても大切です。何語だかわからない
というのでは困ります。その点も、院生の二人はさすがでした。
本番の公開レッスンも見に行くつもりです。楽しみだ。