ウィンブルドンテニス

<ウィンブルドン>ナダル2年ぶり2度目の優勝
やっぱりナダルは強かったね。ベルディハ(またはベルディッチまたはベルディッヒかも)
もすごくいいプレーしてたんだけど、3回もブレイクチャンスでブレイクできなかったり
ラブゲームがあったりしたから、それでは勝てないんだろうな。
ナダルはまだ故障を抱えているとは思えない動きだった。
厳しいコースにも飛びついて相手コート見えてないのにラケットの面の感覚だけで
ライン際ギリギリに返したりスーパーショットが何度もあった。
この10年の優勝者はフェデラーナダルの二人しかいないけど、またこれから
群雄割拠の時代がくるのかな。

ウィンブルドンナダル2年ぶり2度目の優勝
7月5日0時32分配信 毎日新聞
 【ウィンブルドン笠原敏彦】最終日の4日、当地のオールイングランド・クラブで男子決勝を行い、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が、4大大会で初めて決勝に進んだトマーシュ・ベルディハ(チェコ)を6−3、7−5、6−4で破り、2年ぶり2度目の優勝を果たした。ナダルは4大大会では、今季は全仏に続く2冠で、通算8勝目。
 第12日の3日、女子ダブルス決勝はバニア・キング(米国)ヤロスラワ・シュウェドワ(カザフスタン)組がベラ・ズボナレワ、エレーナ・ベスニナ(ロシア)組を7−6、6−2で破り、初優勝。ズボナレワはシングルスに続いて、準優勝に終わった。男子ダブルスはユルゲン・メルツァーオーストリア)フィリップ・ペッシュナー(ドイツ)組が初優勝した。
 ◇守りから攻めへ 絶妙な切り替え
 ナダルの勝負どころを逃さない「精密なテニス」が、快進撃を続けてきたベルディハのパワーを封じ込めた。2度目の優勝を決めた瞬間、ナダルは昨年欠場の無念を晴らしたかのように、コートに倒れ込んで喜びを表現した。
 「今大会ではフォアの出来がものを言っている」と好調の理由を口にしていたナダル。そのフォアのトップスピンを武器に、守りから攻めへの絶妙な切り替えでベルディハに付け入るすきを与えなかった。
 試合の流れが傾いたのは第1セットの第7ゲーム。ショットに精彩を欠くベルディハの凡ミスにも助けられてリードしたナダルは、リターンを決めて最初のブレーク。ゲーム数5−3で迎えた第9ゲームでも、セカンドサーブを絶妙なリターンで返し、セットをものにした。
 第2セットでは、第1ゲームでいきなり3度ブレークポイントを握られながら、ナダルはこれをセーブ。6−5からの第12ゲームをラブゲームで奪って試合を決定づけた。
 昨年はヒザの故障で欠場し、08年優勝のタイトルを防衛する機会を逸した。好敵手のロジャー・フェデラー(スイス)とアンディ・ロディック(米国)による白熱した決勝戦を自宅でテレビ観戦する悔しさを味わい、再起を期した。
 ヒザの故障は完治せず、今大会でも3回戦までは苦しんだ。「(痛みは)自分でコントロールできない。いつその痛みが出て、止まるかは分からない」。そんな中で勝ち取ったウィンブルドンの栄冠。カムバックした世界ランク1位は、故障の不安に打ち勝ちながら、常勝街道を突き進んでいる。【笠原敏彦】