初体験

今日のレッスン、一回目に歌ったときに初めてのことが起こった。
よく「体を大木の太い幹のように」とか「円筒形の中を息が流れるように」とか
表現されるものだけれど、本当にそんな感じに声が出た。
胴体が空っぽの筒のようになって、息(空気)が足元から頭の上にすーっと流れていく
そのときに声になって外に広がるという感じ。全く力を入れないのにとてもよく響き鳴っていた。
とても不思議な感じ。自分は何もしていないのにただ息が淀みなく流れていく。
流れがふわーっと下から上にのぼって声となり部屋中にキラキラと広がっていく。
本当に不思議で初めての感覚だった。
残念ながらそれは一回目だけでそれ以降は欲も出るし疲れも出るしで、少しずつ
体の色々なところに力が入っていき、どんどんいつもどおりになってしまった。
自分でコントロールするところまでは行かなかったけれど、あの流れの感覚は感動的だった。
いつかこれが自分のものになるといい。