vol.13 サロンコンサート

「歌曲とウィーンナーオペレッタ」トーン・デザイナー10周年記念サロンコンサート
出演:Sop.吉沢のぞみ、Ten.クルト・ケンプ、Pf.尾崎かおる

3月のウィーンでのオペラ研修中、通訳として大変お世話になった
のぞみさんが来日してコンサートを開かれたので行ってきました。
クルトさんはのぞみさんの御夫君です。
前半はドイツ・リート、後半はオペレッタからの選曲でした。
面白かったのが、現代音楽の作曲家であるシュテファン・ファインゴールドが
松尾芭蕉の俳句に曲をつけた「松尾芭蕉俳句歌曲」なる5曲。
「秋風のふけども青し栗のいが」
「詠むるや江戸にはまれな山の月」
「世の中は稲刈るころか草の庵」
「さざ波や風の薫りの相拍子」
「まとうどな犬ふみつけて猫の恋
以上の五句がそれぞれ異なった趣の曲に仕上がっていて不思議な感じでした。
やはり言葉の取り上げ方が「外国人風」になっていましたね。
日本人の感覚とは違うところで言葉を区切ったりして、それが新鮮でした。


こじんまりとしたコンサートでしたが、手作りな感じがまた心地よかったです。